かまぼこの板
蒲鉾と板の関係は古く、室町時代にはすでに板が魚肉を盛る器として使われていました。
ですが、単に器としての役割だけでなく、蒲鉾と板の間には科学的な理由もあったのです。

蒲鉾の身は、「蒸す」工程の中で微妙に膨張し、冷めると収縮します。
自然の木は、この微妙な変化に肌を合わせてくれます。
そのうえ、蒲鉾から出る余分な水分を吸い込み、腐りにくくカビにくくしてくれるのです。
蒲鉾には、無くてはならないものなのです。
板の底面には、蒲鉾製造の責任と信頼を表す商標の焼印が押してあります。
これは、現在のような包装システムが出来ていなかった頃、各社の商品を扱う市場や販売店で、製造元がどこであるかを見分けるために各々の焼印を押していた名残りです。
その頃は焼印だけがお客様と製造元を結ぶ唯一の情報手段だったため、焼印に住所なども入れていました。
現在では包装紙に一括表示が記されているため、商標だけにしています。
板は北米、カナダ、そしてドイツ産の「もみ」「しらべ」の間伐材を利用しています。
中でも、木目が詰んでいる硬い板で、臭いやヤニのない物が選ばれます。
丸う特注のサイズに裁断され、厚さ、木目の入り方、焼印の位置など、かなり厳しいチェックを経たものを使用しています。

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